ビジネスリーダー新風録
「優秀な人材が挑戦できる環境創る」
ユアパートナーズ株式会社 君和田卓之 代表取締役
三井物産とエグゼクティブ・サーチ国内最大手のイーストウエストコンサルティングが設立したユアパートナーズの経営執行責任者として就任した。
三井物産のネットワークとイーストウエストのノウハウを活かして、幅広い業界で経営陣、管理職、専門職を中心に優秀な人材を紹介できるサーチファームを築いていきたい、と抱負を語る。設立1年目はコンサルタント30人、5年後は100人規模のサーチファームを目指す考えだ。
企業におけるHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)の重要さを、痛切に考えさせられる体験を君和田氏は持っている。
三井物産入社1年後に、急遽、倒産しかけた海外の事業会社の再建を手がけることに。足掛け3年、苦難の末にこの会社の建て直しに成功する。
「よい人材が鍵。よい人材に、適材適所で仕事をしてもらわなければ、どんな経営戦略も資金投入も結果につながらない」と、人材が経営の中で一番の重要事項であることを強く実感したという。
次のポジションは同社人事部。ここでは人事制度改革や採用に取り組む中で、「日本の労働市場はまだまだ十分に成熟していない。企業の人材の活用もこれから。キャリア開発に対してのインフラも欠けている」と大きな問題意識を持った。
その後、ハーバード大学へ留学。米国の労働市場の力強さを肌で感じる。世界中から優秀な人材が集まり、切磋琢磨し、挑戦していくことがカルチャーとなっている。こうしたキャリア形成を支えるためのインフラがビジネススクールであり、サーチファームであることを目の当たりにした。
「日本がより強くなるためには、優秀な人材がどんどん挑戦できる環境を創っていかなければならない。それを支える事業にかかわることで日本の労働市場をより良い形に変え、より良い社会創りに結び付けていきたい」と志は高い。こうした経験と強い想いが、ユアパートナーズの立ち上げにつながった。
君和田氏というエース級人材の投入を見て、三井物産がエグゼクティブ・サーチ事業にかける真剣さを感じ取った。
プロフィル
東京大学経済学部卒業後、三井物産入社。経営不振の海外合弁会社の再建に従事しターンアラウンドに成功した後、本社人事部。採用・人事制度改定等の改革に取り組む。米国ハーバード大学留学、経営学修士課程修了(MBA)。その後、新規事業開発に取り組み、2007年4月にユアパートナーズ株式会社を立ち上げ、代表取締役に就任。
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