新入社員の安定志向強まる、「今の会社に一生勤めたい」が過去最高
財団法人社会経済生産性本部(東京都渋谷区、谷口恒明理事長)は、新入社員の入社後半年間の意識変化に関する調査を実施した。
勤続と転職に関して、「条件の良い会社があれば、さっさと移るほうが得だ」とする回答が34.1%と、3年連続で減少、過去最低となった。また、「今の会社に一生勤めたい」とする回答が34.6%で、4年連続で上昇、過去最高となった。このことは、新入社員の安定志向の強まりを示していると考えられる。
入社前とのギャップに関して、最も期待以上だったのは「職場の人間関係の良さ」で35.8%だった。「期待以下」とする回答の中では「給与の額」が最も多く31.1%となっている。また、残業時間については25.8%が予想以上だったと回答している。
処遇に関して、業績・能力主義的な給与体系を希望する回答が、調査開始以来はじめて6割を切る57.5%という結果となった。また、業績・能力主義的な昇格を希望すると回答したのは65.5%で、過去最低を更新した。
キャリアプランに関して、「起業して独立したい」とする回答が20.3%で3年連続の減少、過去最低となった。また、「自分には仕事を通じてかなえたい『夢』がある」のは55.1%で、春の同調査との減少幅が過去最高となった。
職場の人間関係に関して、「会議などでいいアイディアを思いついたが、先輩と意見が対立しそうな場合、先輩の顔を立てて黙っている」とする回答が46.2%と、過去最高となった。また、春と秋の調査結果の差が、前年比で大幅に増加している。
同調査は、07 年春・秋に実施した同本部主催の新入社員教育プログラム等への参加者を対象に実施。973の有効回答数を得た。
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