大卒初任給引き上げる企業増加、上げ幅は2年連続1000円超
日本経団連が9日発表した、今春入社の新入社員の初任給調査によると、大学卒事務系の08年の初任給は対前年0.58%上昇の20万6969円で、上昇額が2 年連続で1000円を超えたことが明らかになった。また、初任給の水準について、前年のまま据え置いた企業は52.0%(前年56.3%)で減少した一方、引き上げた企業は47.6%(前年43.1%)に増加した。
上昇額は1191 円で、1000円超となったが、景気後退による企業業績の悪化から前年(1354円増)よりも上げ幅は縮小した。
そのほかの区分の08年の初任給水準は、大学院卒事務系が対前年0.54%上昇の22万4742円、高専卒技術系が同0.54%上昇の18万1334円、短大卒事務系が同0.65%上昇の17万2621円、高校卒事務系が0.72%上昇の16万1403円、高校卒現業系が0.62%上昇の16万3288円で、対前年上昇率は全体的にほぼ昨年と同程度となっている。
産業別に見ると、大学卒事務系では、最高が「石油・石炭製品」の23 万4700円、次いで「新聞・出版・印刷」の22万4891円、「紙・パルプ」の22万1733円の順になっている。一方、最低は「金融・保険業」(19万325円)で、「電気・ガス業」(20万557円)と「土木建設業」(20万2526円)が続いている。
企業規模別に見ると、大学院卒事務系では「100人未満」規模が23万1270円で最も高くなっているほか、大学卒事務系では「100〜299人」規模が21万628円、短大卒事務系では「100人未満」規模が18万3096円で最も高くなっている。高校卒では事務系・現業系いずれも「100 人未満」規模が最も高く、それぞれ16万8479円、16万8483円となっている。また、従業員3000人以上の大企業の各学歴別初任給を100.0 としてみると、「100〜299 人」「100 人未満」規模では全学歴において、100.0 を上回っている。
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